高専機構紹介

こちらでは、高専機構についてご紹介しています。

  1. 高専(KOSEN)とは
  2. 高専事務組織
  3. 高専トピックス
    函館工業高等専門学校
    苫小牧工業専門学校
  4. 高専と大学の違い
    釧路高専×旭川高専対談

 

高専(KOSEN)とは

高専は、中学校を卒業した後に5年間の一貫教育を行う、大学と同じ高等教育機関であり、国際社会で活躍できる研究者・技術者を養成しています。
卒業後は大学編入学、企業への就職が主な進路となるほか、専攻科へ進学することも可能です。2年間の専攻科の課程を修了すると、所定の手続きを経て、大学卒業と同じく、学士の学位を取得することもできます。

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高専事務組織

高専機構共同実施事業

北海道地区国立高等専門学校では、様々な取り組みを共同で実施しています。

事務職員共同採用

複数の高専担当者による集団面接の実施、面接員の相互派遣等。

人事交流

採用後10年以内に、概ね2以上の係を経験後、キャリアアップのために他高専へ人事交流(出向)します。交流終了後は、採用された高専に戻ることとなりますが、状況に応じて転籍する場合があります。
なお、北海道内の高専に限らず、東京にある高専機構本部や、北海道内の他大学等と交流する場合もあります。4高専平均で大学等への出向経験者が7~8名、高専機構本部の経験者が2~3名在籍しています。

合同研修

年に一度、主に若手から中堅の事務職員が集合し、研修を実施します。研修を通じて、業務上の疑問や、課題の解決策を検討し、プレゼンテーション等を行います。

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高専トピックス

函館工業高等専門学校

函館高専では、令和5年3月にタイ・シンガポール・モンゴルから学生と教員を招聘し、「エネルギー」・「食」・「人」をテーマとしたワークショップを実施する「グローバルセミナー」を開催しました。
このセミナーは、価値観や世界観の異なる多国籍の柔軟な発想力を有する若い世代の学生が、ワークショップを通じて議論することで、特定の地域や国にとらわれないグローバルマインドを有したエンジニアを目指し、高学年の専門教育へ繋げることが目的であり、合計41人の学生が参加しました。
事務担当の研究推進係では、交流事業に係る予算管理・参加者の宿泊先や食事等の手配・プログラム進行の管理など、多岐に渡る業務を行いました。
今後は函館高専に限らず、他高専・大学でも国際交流事業が増えていくことと思いますので、今回のセミナーはとても良い経験になりました。

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苫小牧工業高等専門学校

苫小牧高専では、令和5年10月10日から10月26日の期間、「タイ高専教職員本邦研修」として、タイ王国の高専であるKOSEN-KMITLとKOSEN KMUTTの教職員18名に対し、授業見学や模擬授業、事務部所掌業務説明などの研修を実施しました。
タイ高専では、産業政策「タイランド4.0」で示される産業を支える実践的で革新的な技術者を育成しており、現在、高専機構は、円借款事業に基づく教育サービス提供者として、タイ高専の運営支援のための指導・研修を行っています。また、苫小牧高専を含む日本の国立高専11校をプロジェクト推進校とし、様々な支援を行っています。
本研修は、タイ高専プロジェクトの一環として、高専機構からの要請を受け実施したもので、高専教育及び運営に関する事項を習得することを目的として実施されました。

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高専と大学の違い ~釧路高専×旭川高専対談~

旭川高専の職員が、大学での勤務経験(2年間の出向)がある釧路高専職員に、大学への出向や、高専と大学の違いについてインタビューしてみました。

釧路高専職員
旭川高専職員

高専と大学は規模が違うという印象ですが、実際に大学での勤務を経験してみてどうでしたか。

本当に全然違うと感じましたね。大学では財務系の部署にいたのですが、扱うお金の額が桁違いです。高専ではできない経験ができ、大変貴重な機会でした。

釧路高専での採用後、何年くらいで出向になったんですか?

私の場合は、採用後4年ほどで出向となりました。その間、釧路高専では2つの係を経験しての出向で、他の方たちも、大体2つくらいの係を経験して出向となることが多い印象です。
もちろん、大学ではなく北海道内の高専や、東京にある高専機構本部に行く人もいますよ。

 学生については、何か違いを感じましたか?

大学は主に18歳~22歳の学生を相手にするのに対して、高専は15歳~20歳の学生を相手にします。やっぱり大学生は大人だと感じましたね。話がちゃんと通じます(笑)でも高専生も、入学してすぐは「まだまだ子供なんだなぁ」と感じますが、5年後にはしっかりした大人になっています。学生の成長を見られるのは高専ならではで、成長した学生が卒業していく姿を見るのは感慨深いものがありますね。

確かに、事務職員でありながら学生の成長を近くで見られるのは高専ならではですよね。「教育機関で働いている」という実感もわきますし、やりがいも感じやすいですよね。

高専の場合は組織がコンパクトなので、学生課の配属ではなくても、学生を近くに感じることができるのがいいですね。広報誌の協力依頼や、研究補助学生の雇用手続きなど、総務課の職員も、結構学生とかかわる部署は多いんですよね。

高専祭などの行事が近付くと、学内がどんどんにぎやかになりますよね。

そうそう!学生が楽しそうに準備している姿が近くで見られるんですよね~。あと高専では、卒業式や入学式、オープンキャンパス、ロボコンなどの行事は全職員が分担して運営することが多く、そういうイベントごとに携われるのも高専と大学の違いだと思います。 大学にいたときは袴姿の学生を見て「あ、今日卒業式なんだ」って気づく感じでした(笑)

高専と大学の違いはいろいろとあるんですね。最後に、高専への就職を希望する方にメッセージをお願いします。

高専は学生との距離が近く、やりがいを感じやすい職場だと思います。「仕事疲れたなぁ」と思った時も、学生から元気をもらうこともあります。皆さんと働ける日を楽しみに待っています!

今回のインタビューは、高専機構で包括契約をしているWeb会議システムを使用して行いました。このWeb会議システムを使用し、全国規模の会議や研修の実施、学生への連絡、他高専との情報交換をすることができます。
このようなツールを業務に生かしていることも高専職員の特色です。

 

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