先輩達のキャリアプラン

様々な経験ができる職場です

塚本 和也
(つかもと かずや)

旭川工業高等専門学校
学生課学生係
平成14年3月1日採用

現在担当している職務を教えてください。

学生課では学生が学校生活を送る上で必要な事項全般を所掌しています。そのうち、学生係で現在担当しているのは、各種奨学金や入学料・授業料減免に関すること、就職・進学支援に関すること、学生の課外活動に関すること、など幅広く担当しています。特に、経済的な理由で学生が勉学を続けることを諦めることのないよう、各種奨学金や授業料減免についての周知は徹底するようにしています。

国立大学法人等への就職を決めた理由は何ですか。

現在とは違い、当時の国立大学や国立高専の職員は国家公務員であり、国立大学等は公務員試験合格後に採用される機関の一部でした。正直なところ、当時の自分は漠然と公務員を志望していましたので、はじめから国立大学や国立高専の職員を目指していたわけではありません。縁あって北見工業大学に採用され現在に至ります。

採用から20年経った現在、どんな時に仕事のやりがいを感じますか。

学務系での勤務が長くなっているからというのもありますが、学生の対応をした際に「ありがとうございました」と感謝の言葉を言われた時や、廊下で元気よく挨拶された時にやりがいを感じることがあります。そして、そんな学生達が立派に成長し卒業していくのを見届けたとき、喜びややりがいを感じています。特に、色々と面倒を見た学生だと尚更です。

仕事での成功談や失敗・苦労話を教えてください。

随分前のことになりますが、当時の上司に書類を見ていただいたところ、誤りを指摘されました。その指摘は実に適切なものであったにもかかわらず、当時の自分は中途半端な知識を持っていたことから感情的に反抗してしまい、職場の雰囲気を悪くしてしまいました。後程、上司にはしっかり謝罪し、以降も仲良くしていただきました。今になって振り返ると「若気の至り」でやってしまった失敗ですが、このときの経験が今の自分の糧になっていると感じています。

休日の過ごし方を教えてください。

基本インドア派なので、あまり外出せず家の中で過ごすことが多いです。特に、昨今のコロナ禍の影響で一層外出する頻度が減りました。朝はゆっくり寝て適当な時間に起き、テレビで野球やサッカー等のスポーツ観戦をしたり、インターネットで動画を見たり、等々しています。

国立大学法人等への就職を希望する方へメッセージをお願いします。

大学や高専の事務となると、学生対応を行う部署のイメージが強いと思います。実際、他機関には無い特徴であると言えますが、事務が担う業務はそれだけでは無く様々なことがあります。自分に合う仕事にも巡り合えると思いますし、合わなかったとしても貴重な経験になるはずです。少しでも興味のある方は目指してみてほしいと思います。

 

これまでの経歴(キャリア)

1年目 北見工業大学施設課企画係
工事関係の契約に係る業務等に従事
4年目 国立大雪青年の家(現国立大雪青少年交流の家)庶務課会計係
物品調達等契約に係る業務等に従事
6年目 国立大雪青少年交流の家事業支援課総務係
給与計算に係る業務等に従事
7年目 旭川工業高等専門学校総務課契約係
物品調達等契約に係る業務等に従事
9年目 旭川工業高等専門学校学生課教務係
成績管理に係る業務等に従事
13年目 旭川工業高等専門学校学生課学生係(翌年主任に)
授業料免除に係る業務等に従事
15年目 旭川工業高等専門学校学生課教務係主任
成績管理に係る業務等に従事
16年目 旭川工業高等専門学校総務課契約係主任
物品調達等契約に係る業務等に従事
17年目 旭川工業高等専門学校学生課寮務係長
学生寮の運営に係る業務等に従事
20年目 旭川工業高等専門学校学生課学生係長
授業料免除に係る業務等に従事

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大学の業務を通じて広く社会に貢献できます

大平 依理子
(おおひら えりこ)

帯広畜産大学
情報管理課 学術情報室
平成2年4月1日採用

現在担当している職務を教えてください。

学術情報室は、いわゆる図書館業務全般を担当する部署です。一口に図書館業務と言っても本の貸出や調査相談の様に直接利用者の皆さんに関わるサービスはもちろんですが、資料を受け入れて目録を整理したり、館内の環境を整備したり、また電子ジャーナルやデータベースなどの電子資源の管理をしたりと内容は多岐に渡っています。さらに図書館資料のみならず広く学術情報全般を扱う部署として、学術情報リポジトリや学術研究報告(紀要)に関する業務も担当しています。室長としてこれらの業務全般を管理統括するのが現在の職務です。
これらの業務を円滑に進めるためには課の枠を超え、学生の学習支援や教職員の研究支援に関連する学内各部署、学内外の研究者との連携が欠かせません。また、道内の大学図書館同士はもちろん、広く国内の国公私立の大学図書館や研究機関とも連携を取り合っています。

国立大学法人等への就職を決めた理由は何ですか。

学生時代から図書館への就職を志望していましたが狭き門。当時の国家公務員採用試験に「図書館学」区分があったので「この試験に受かれば図書館で働ける」という一念で受験し、ご縁をいただいて北海道大学の附属図書館に採用となりました。当時の自分としては「国立大学(※当時)」に就職する意識はほとんど無く、「図書館」に就職するという意識でした。実際に自分が国立大学の職員であることを実感したのは就職してからしばらく経ってからだった気がします。

採用から31年経った現在、どんな時に仕事のやりがいを感じますか。

職務上、どうしても地味な文書作業が中心となりがちではありますが、企画立案した業務を部署内のスタッフとともに練り上げ、他の部署との調整を図りつつ実現して行くことができた時はやりがいと喜びを感じます(…などと、偉そうに言っていますがまだまだ修行中の身です)。
でも本当は図書館の現場業務が好きなので、カウンターに立って利用者の方と話をしたり、館内で本や雑誌に触れている時はとても楽しいです。

仕事での成功談や失敗・苦労話を教えてください。

最近ではなんと言っても平成30年から令和元年にかけて行われた図書館の改修工事です。改修にともない約一年の間、附属図書館の建物を閉鎖し講義棟のスペースを臨時図書館として開設しました。その期間中は20万冊の本や館内什器の引っ越し、新図書館オープンに向けての方針決定、連日の業者対応などやらないとならないことが多くハードな状態でした。なにより長期に渡り学生の方々に図書館資料や学習のためのスペースを提供できない状態がとても心苦しく、学内の会議でその話題が出るたび身を小さくしていました。
それだけに新しい図書館が完成し、利用者の皆さんからの評判が良いことを知ったときには嬉しさもひとしおでした。

仕事での成功談や失敗・苦労話を教えてください。

趣味の読書をしたり、動画配信サービスで映画を見たりしています。以前は家族で出かけることも多かったのですが、子供が中学生となりなかなか構ってくれなくなりました(笑)。できる限り仕事のことは休日には考えず、「休みの日は全力で休む」がモットーです!

国立大学法人等への就職を希望する方へメッセージをお願いします。

大学での勤務は、研究者や学生の研究や教育を支えることを通して広く社会や学術界に貢献できる点が魅力だと思います。日常的に知的な刺激を得ることもできます。
特に本学のような小規模な大学では、職員同士のみならず教員一人ひとり、学生一人ひとりと顔を突き合わせて話ができる環境ですのでコミュニケーションが取りやすく、情報交換はもちろん、時には感謝を伝え合うことができるのがとても良いなあと感じています。
また、男女問わず活躍の場が与えられ、産休・育休を初めとした各種制度が整っている点は、ワークライフバランスを取りつつキャリアを築いて行きたい女性にとって非常に働きやすい環境だと思います。
これからを担う世代の皆さんの新しい感性とご一緒できることを楽しみにしています。

 

これまでの経歴(キャリア)

1年目 北海道大学附属図書館情報管理課受入係
寄贈図書など図書館資料の受入業務に従事
4年目 北海道大学附属図書館情報サービス課閲覧係
カウンター業務を中心とした図書館サービス業務に従事
8年目 北海道大学附属図書館情報サービス課参考調査係
レファレンス・情報検索・利用教育等の業務に従事
11年目 北海道大学獣医学研究科・獣医学部図書係
獣医学部における図書業務全般に従事
12年目 帯広畜産大学附属図書館運用係
図書館サービス業務に従事
15年目 帯広畜産大学教育研究協力部学術情報課専門職員
図書館サービス業務に従事
23年目 帯広畜産大学教育研究支援部学術情報室学術情報管理係長
電子資源管理業務・ILL業務・利用教育業務に従事
24年目 帯広畜産大学教育研究支援部学術情報室図書係長
図書館サービス業務、電子資源管理業務・ILL業務に従事
27年目 帯広畜産大学教育研究支援部学術情報室室長補佐
附属図書館の運営管理に関する業務に従事
30年目 帯広畜産大学情報管理課学術情報室長
附属図書館の運営管理・学術情報リポジトリの管理
学術研究報告(紀要)に関する業務の統括

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