ワーク・ライフ・バランス
育休取得者へのインタビュー
鈴木 竜一
(すずき りゅういち)
釧路工業高等専門学校
総務課調達係
平成23年4月1日採用
[育児休業取得期間]令和2年10月5日~令和2年11月30日
育児休業の取得体験談を教えてください。
私は妻の出産後、約2か月間の育児休業を取得しました。当初育児休業の取得は想定しておりませんでしたが、夫婦だけでの子育ては想像以上に大変で、急遽、育児休業の取得をさせていただきました。職場の配慮に感謝しています。
育児休業中は妻の出産後の体力回復のため、子どもと二人で寝ていました。それが習慣化して今でも二人で寝ています。新生児の間に育児休業を取得できたので、子供と一緒の時間を他のお父さんより多く過ごすことができました。とてもかけがえのない経験です。当初男性職員が育児休業を取得することに抵抗を感じていましたが、自身が取得してみて考えが180度変化しました。タイミングが合えば男性職員も勇気をもって育児休業を取得してみるべきだと思います。
普段の生活のなかで、仕事と育児をどのように両立していますか。
子どもの予防接種や検診等で、休暇を取得する機会が多くなりましたが、上司や部下はとても協力的で休暇の取得で困ったことはありません。妻も今は専業主婦なので仕事と育児の両立を考える必要もそこまでありませんが、可能な限り子どもをお風呂に入れられる時間には退勤できるように勤めています。
国立大学法人等への就職を希望する方へのメッセージをお願いします。
近年では、男性職員の育児休業取得も増えています。私の職場でも3例目でした。他の機関に出向した際にも感じましたが、国立大学法人等は、周囲の理解や協力しあう雰囲気のある職場なので、積極的に男性職員が育児休業を取得できるような環境に日々刻々と変化しています。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。
一日の流れ
7:30 | 子どもと一緒に起床します。急いでシャワーを浴びて出勤準備をします。 |
8:30 | 勤務開始…午前中は、入札関係の書類の確認をします。仕様書と製品情報を対比して確認を行っていきます。 |
12:15 | 昼休み…職場の同僚と一緒に昼食。 |
13:00 | 午後の勤務開始…物品の納品があったので検収作業を行います。合わせて先生への納品連絡をメールで行います。午前中に確認した仕様書について担当の先生と打ち合わせを行います。 |
17:00 | 勤務終了 |
17:30 | スーパーで食料品・日用品を買って帰宅します。 |
転職者へインタビュー
「役に立てる」を実感できる職場です
奈良 雄大
(なら ゆうだい)
北海道教育大学
教育研究支援部教育企画課
企画・改革グループ
平成29年11月1日採用
現在担当している職務を教えてください。
私が所属する教育企画課では、カリキュラム開発や改善、学位の授与、教員免許状の取得に関する事務を中心に、大学が提供する教育全般について幅広く担当しています。
そのため、様々な業務を遂行するにあたり、学内の教員や各部署だけではなく文部科学省・教育委員会・公立小中学校・各業者等の学外関係者とも綿密に連絡を取り合っています。
国立大学法人等への転職を決めた理由を教えてください。
学生時代から大学職員に対して漠然とした興味関心がありましたが、自分に何ができるのか?職員として活躍できるのか?というイメージを当時は全く持てなかったため、大学卒業後は民間企業へ就職することにしました。
自分は何が得意で何ができるのかぼんやりと掴めてきた頃、ふと過去を振り返り、社会人経験を積んだ今であれば大学職員としてできることがあるのでは、と思ったことが、国立大学法人等へ転職したいと思った理由です。
転職するにあたり大変だったこと、それをどのように乗り越えたかを教えてください。
・数年ぶりの座学(筆記試験対策)
→予備校に通うことで環境を整えたことが大きかったように思います。また、「せっかくだから勉強を楽しもう!」と前向きに捉えて取り組んだことが、多少なりともモチベーション維持に繋がったと思います。
・自分にできることの棚卸し(面接対策)
→自分が貢献できることを自分の言葉で伝えられるよう整理することを意識しました。そのために、色々な経験を国立大学でどのように活かすかという観点で、何度も練り直しました。
転職して印象的だった出来事を教えてください。
あるとき、業務を進める上で何かしら行き詰まった際に、「これからどのように進めていくのか」をポジティブな表現で会話していることが非常に印象的でした。その会話を横で聞いていて、部署全体で業務をサポートしていく体制であること・安心して相談できる環境であることがわかったため、自分なりに考えたことのアウトプットや上司・先輩への確認等を物怖じせずに行うことができました。
国立大学法人等への転職を考えている方へのメッセージをお願いします。
皆さんご存じかと思いますが、大学職員の業務範囲は総務・人事系、財務系、教務・学生系、情報系、図書系…と非常に幅広いです。その分、これまでのキャリアで培った経験は必ずどこかで活きてくると思います。そのため、どのような経験でも大学職員として活躍するための武器になると思っています。
また、色々な部署に配属されることになるでしょうが、違う目線から大学を見ることで新たな発見が沢山あります。思いがけない所で自分の強みが発揮されることも十分あり得ると思いますので、プラスに捉えてみてください。
大きく変化し続けていく社会の中で、国立大学法人等を取り巻く環境も変化しております。しかし、国立大学法人等という組織はこれからも必要とされていく存在であることは間違いないと思います。そんな職場で役に立てている実感を持つと、何とも言えない充実感があります。私自身まだ採用されて日が浅いですが、試行錯誤して進めたことが形となって、大きなやりがいを感じられた出来事が数多くありました。
少しでも興味を持っていただけたら、是非チャレンジしてみてください。皆さんと一緒に働ける日を心から楽しみにしております。